大丈夫日記

日々出会った言葉から【大丈夫】を探していきます。

【「常識」が邪魔をする。人の数だけ常識がある。】

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常識とは

健全な一般人が共通に持っている、または持つべき、普通の知識や思慮分別


解夏という映画。職業柄、進行性の難病の方と過ごす時間が多い。そして私はさだまさしさんの書く文章が大好き。

解夏

アーティスト、さだまさしの同名小説を映画化。失明という突然の不幸に見舞われた青年がさまざまな人との出会いを通して、生きることの大切さを知るドラマチックな感動作。

ベーチェット病という難病。

ベーチェット病

口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状の4つの症状を主症状とする慢性再発性の全身性炎症性疾患

EXILEのMATSUさんがこの病気になりEXILEを辞めた事が記憶に新しい。
この映画の中ですでに失明している人の所へ行き話しを聞く場面があって。
何が一番困ったかと言えば歯ブラシに歯磨き粉を絞る事だと。でもある時気がついた。歯ブラシの上に歯磨き粉を乗せなければという常識が邪魔をしていた。口の中に歯磨き粉を絞り歯磨きをすればいいんだよと。

台詞の詳細は違うと思うけれど大まかにそんな内容だった。
この映画のほんの短いこのシーンが私の中で凄い存在感と今でも大きな影響力を持っている。

《こうであると決めているのは自分。何かが変われば常識も変わるものなんだよ》



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小さい頃届かなければ足台を使った。
怪我をしたら松葉杖を使った。
歳をとって近くが見えなくなれば老眼鏡をかけた。

こんな普通の日常の中でも変えていく常識がある。
ある日何かの事故で片手を失ったら?
耳が聞こえなくなったら?
今までと変わらぬ常識で暮らせるだろうか。でもその時の状態に合った生活は必ずあって変化しながらも続いていく。

常識は人の数だけある。
だから色んな人の常識を理解したり取り入れたりしていけばたくさんの知識も増える。
自分の常識は自分の常識。

歯ブラシに歯磨き粉を乗せる。

今ある事が例えばなくなったとして。想像してみたら新たな発見があるかも。自分の世界を誰かに当てはめると生き辛い。
ならば人の数だけの常識に興味を持って生きたいな。【大丈夫】(*´︶`*)❀