大丈夫日記

日々出会った言葉から【大丈夫】を探していきます。

【「百万本のバラ」を歌うと泣いてしまうのは何故か考えてみた(笑)】

百万本のバラ。加藤登紀子さんの曲。

ものすごい大女優に貧しい絵描きさんが恋をして、「この人にバラの花を送りたい」と自分の小さな家と絵を描く道具をすべて売って百万本のバラを準備する。
女優の家の窓の下を百万本のバラで埋め尽くして、彼女がそれを眺めているところをただ見ている。


あれ?こうやって書いていると現代のストーカーみたいになっちまうやん!!
違うんだってー!!ここからが大切!!


女優はまた誰かがふざけてるのねくらいに思いその後別の街に行ってしまう。
家も絵を描く道具も全て無くした絵描きはその後孤独に生きる。

それでもバラの思い出は心から消えなかったという歌。


どうしても突っ込みたくなる現代の風潮。
そんなんじゃ駄目よ~(笑)

この曲を歌っていると色んな感情がこみ上げて来るわけで。


絵描きは…
恋をした相手に贈り物をしたい。
華やかな彼女にはバラを贈りたい。
彼女に贈るならば百万本のバラを。
それくらい贈らなければならないくらい彼女は美しい。
贈ったバラを見て彼女は喜んでくれるだろうか。
贈ったバラを彼女が見ている。
バラを贈ってよかった。


ここに「見返り」や「自分が失う」の気持ちがない。ひとつもない。

そして後悔もない。

普通だったら「やっぱりこんだけやっているからには自分がやった事は分かってほしいよねー。そしてこんだけやったからには少しはその…こちらにも何かしら返してほしいよねー。

ってかこっちもこんだけ犠牲を払うのも賭け感ハンパないからやっぱある程度自分の範囲内でやんないと無理だよー。」みたいな(笑)
(あえて現代風にしてみたけど出来てる?(笑))


《自分の気持ちを伝える手段は自分が決める》


誰かが色々と言ってくると思う。
そうじゃないとか。違うとか。こうするべきだとか。

自分の中のブラックな自分も色々と言ってくると思う。
無理じゃないとか。このくらいが妥当だってとか。あっちのほうが安全だとか。


だって誰かに相談しないと反対されたり間違えたりする結果になるから…【大丈夫】。


百万本のバラを贈った絵描きさんはこの後孤独な人生を送ったのだけれども不幸などん底人生でしたとは歌われていない。

バラの思い出を胸に貧しくも豊かに生きていったのではないかと私は思う。

自分の思いを行動に移す事はとても勇気が必要だけど、失敗しても失っても自分の考えで行動出来た事が財産になるのかも。

そしてそこで不幸にならなければ…巻き返し可能。

無謀でも無鉄砲でも。
計画的でなくてレイクやアコムに「こらっっっ!!」と叱られても(笑)

誰かを思い(想い)自分の気持ちで考えで行動するという事が、行動できたという事が大切ではないかと。

失うとか見返りとか世間体とか。
あるけど。

絵描きさんの純粋な気持ち目線で百万本のバラを歌ってみようと思えたのならば…(笑)【大丈夫】٩(*´◒`*)۶♡