【この出会いが一期一会だとは限らない】
初対面で話しかけるきっかけ。
趣味や興味あるものや好きなものが共通。
うちの母。無類のミニチュアダックスフンド好き。病的なくらい(笑)
ダックスを連れている人に磁石のようにスッと近づき話しかける。話しかけられた相手ももちろんダックスを心から愛しておられる訳で話しは弾む。こんな風景を何度も見てきた。
ある日の出来事。
ほとんどの移動手段がスーパーカブである私は仕事帰りにいつものスーパーのいつもの場所にカブを停めて買い物。
買い物を終えて外に出ると、70代初めくらいのご婦人が私のカブをじっと立ち止まって見ている。
私が戻ると「私もずっとカブに乗ってたの。今ではスクーターなんだけど急にブレーキが必要になると右足を踏ん張っちゃう。スクーターの危ない時の咄嗟の動きが逆に怖いのよー。これは大きいね、このナンバーは何cc?」と饒舌。「いつもここに停まっているのを見て懐かしいなーと眺めてたの。」とニッコリ。
カブが大好きな初老の綺麗なご婦人と私。しばし楽しく会話した。
別のある日。
職場の駐輪場に入って降りた所におじさんがトコトコ寄ってきてくれる。
おじさんは私のバイクがホンダのスーパーカブだとは分からなかったみたいで珍しそうに色んな角度から眺めている。いつも通りすがりの駐輪場にあるバイクを見ていたそう。
おじさんは50ccのカブで新聞配達をしているらしい。
「これもカブですよ。110ccなんです。」と言うとガソリンは何リットル入るのか?これくらいあれば安定しているだろうねなど…これまた饒舌。ここでも楽しく会話した。
好きなことや物が同じということ。
そこにひかれて自然に会話が始まるということ。
こんなに心地よくて素敵な出会いはない。そしてもしかしたら、引き合って言葉を交わしたこのご縁は一期一会では終わらないかもしれない。
共通のものを愛する仲間の絆が永く続くと言うことが45年間生きてきて分かってきた。
興味を持ち、好きであり、趣味としている事が同じ。
これだけで初対面でもひかれ合う。
せっかく生まれてきたからには、ひとりでも多くの人と仲良くなりたい。
あり得ないくらいの距離や年齢差もものともせずレベルの出会いをしたい。
だから私はこれが好き!と大声で叫びながら歩きたい(笑)
そしてフェスではなくワンマンライブに足を運ぶ。だってそこには同じアーティストと音楽を好きな仲間が集っているから。
そこにいる人はきっと仲間だから。
何となく電車の席で隣になった人とその後何十年も友人だった人がいる。
講演会で話をして友達になった人がいる。
この先もこの調子で一期一会を越えて行きたい。
だって…ご縁は多ければ多いほど素敵だもん。街で気になるその人に声をかけてみてはどうですか?明日の大親友かも!【大丈夫】«٩(*´∀`*)۶»