【電線と鳥】
涙がこぼれないように(笑)
電線に鳥がとまっている。
そんな鳥たちを眺め風情を感じるような雅な女性になりたい。
そう。雅になれない私。
電線に鳥がとまっていると緊張する(笑)
だって頭上から悪気なんてこれっぽっちもない鳥たちの生理現象としての産物が重力に従い落ちてくるんですもの。
虹とか飛行機雲とか流星群とか満月とかシンガーソングライターが曲にしちゃうような自然現象の時くらいしか、空なんて見上げないのが普通。
でも鳥のそれは天候、時間関係なく容赦なく悪気もなく空から落ちてくる(笑)
何なら落ち込んで俯いて歩いている時に道路に直線的に並ぶその残骸を見て…見上げてから緊張するという行動倒置法(笑)
気がつかなれば何ともない。
気がついたからには気になって仕方がない。
いつだってそこにあったことなのに、気がついてしまったらその後ずっと気になり続ける事。
見上げたこともなかったのに。
意識もしていなかったのに。
そこにある事に気がつくかつかないかは、個人の意識の問題。
いつも通っているその道に、コンビニは何軒ありますか?信号のない横断歩道はいくつありますか?
何かのきっかけで意識を向けて発見したこと。それがこの後の生活の中で自分の中の意識にインプットされる。
電線にとまった鳥の生理現象としての産物が、たまたま下を通りかかった私の頭にジャストミートする確率なんて低いとしても。
落ちてくるかもしれぬぞという緊張感は自分の中に次からもある(笑)
今日の電線の鳥さんはカラスだった。ズラリと並ぶ数十羽のカラスは圧巻。もうヒッチコック。緊張感MAX(笑)
電線の鳥が…電線の鳥の生理現象の産物が教えてくれた『意識と緊張とインプット』。
自分の視野を3Dパノラマ状に広げること。
何気ない気づきを見逃さず見過ごさず、そこから繋がるエトセトラを楽しむこと。
上を見上げたからこそ、涙がこぼれる事態を回避できることもあるかもしれぬ(笑)
キョロキョロしてるんじゃありません!いやいや、キョロキョロから発見できた事って意外と大きいかも。【大丈夫】( ´罒`*)✧