【勝手に名付けて自分のものにしちゃってもいいじゃない】
久しぶりにカブの話しを少しだけ(笑)
私が愛するスーパーカブは主に道を走る。世の中にはオフロードバイクと言うものがありまして、まあ厳密に言えばオフロードバイクだって道を走るのだけれども。
以前のブログで書いたように夜の道を走るのが大好き。
朝も昼も夜もバイクで移動していると、その道の特徴みたいなものを五感で感じたり、出来事の積み重ねで意識したりするようになる。
たくさんある中で数個だけ紹介させてもらう誠に自分勝手な内容が今日のブログ(笑)
『ひんやりリロード』
はい、今日はこんな奴が続きますよー(笑)
これは途中にポツポツと川がある道で感じることが出来るバイクならではのひんやり。
冬は凍結しやすく夏はひんやり涼しい。建物が途切れた田舎道も比較的ひんやりロード多め。
『デスロード』
ま!何て物騒な!(笑)
これはある意味違う意味でのひんやりではなく、ヒヤリ!の方。
簡単に言えば地元の人が油断する道。
ゆるーくカーブしていてそれぞれの曲がり角の先はもう田んぼ。その道沿いに民家やアパートやビニールハウスなんかが並ぶ。
一時停止なし。
ウィンカーなし。
飛び出しあり。
いきなりマンホール開けて作業員さんの上半身出てる。
道端の田んぼの縁の地べたにお婆ちゃんが3人くらい並んで座っている。
とにかく肝を冷やす。文字通り何度となく「死ぬかと思った!」体験を繰り返す。
でも本通りよりは近いから…今日もおっかなびっくりキョロキョロ進む(笑)
『アニマルロード』
これは夜のバイク限定でのみ面白おかしい体験が出来る道ね。
佐賀は田舎だから真っ直ぐの片側が川で片側が田んぼの、道幅がちょうど車一台分みたいな道が普通にある。
もちろんガードレールの類いなんてない。
朝陽が登ると片側の小さな川に、八つ墓村みたいに軽自動車が逆さに刺さっていたりする(笑)
そう、何故にアニマルロードなのか。
その一本道からさらに細い路地に入るために本当に川の上をまたぐ橋のような細い曲がり角がある。柵はない。車にしてもバイクにしても落ちようと思えば比較的安易に落ちることが出来る仕立て。
先の民家の明かりくらいしか頼れるものがない暗闇である日その角を曲がろうとすると…ちょうど曲がる軌道のど真ん中に立派な亀がいた。驚いた。踏まないように落ちないように最徐行で進んだあの夜を忘れない(笑)
別のある日。まあ本当に何もない一本道で夜になると人も車もほとんど通らないものでご機嫌で鼻唄なんか唄いながら走っていると、右前方上方からコウモリがヘルメット目掛けて急降下。ヘルメットに激突!その後、左後方下方へトルネード落下していった(笑)
さらに別のある日。前半はコウモリのそれと同じく颯爽と走っていると道の真ん中に何かがスンッッッと立っていて動じるでもなくどんどん近づいて大きくなってくる。
…これまた立派な鷺。ンギャー轢いちゃうー!と思った本当にギリギリ寸前で何とこちらに向かってヴゥアサァァッッと飛び立つものだからもう!
鷺の懐というか、ドラマの中でよくある「さあ!俺の胸に飛び込んでおいで!」の鷺の内側見たことありますでしょうか?
あんなに美しい鳥なのに、鷺なのに…とてもとても何というか…気色悪い(笑)
参考までに鷺はこの鳥。佐賀にとても多い。
このように普通に考えたら良い印象ではない、むしろどちらかと言えば嫌かもしれない道に自分勝手な名前をつけて慣れ親しむことで愛着さえわいてくる(笑)
そして再び同じようなことが起きても、「ほら!今回もやっぱりね!(笑)」とすんなり受け入れちゃうから、あら不思議。
嫌な事を嫌なイメージで固めてしまうと、そこはもうなかなか良いものには変化しない。
嫌な人の嫌な部分は「ほら!やっぱりこの人は裏切らない!」なんて思ってカウントしたりして(笑)
そしてチャーミングな自分の中だけのニックネームをつけて心の中で嫌かもしれないその人をウリウリと可愛がる(笑)
勝手な呼び名は、自分ワールド内では許される。妄想も呼び名も思いっきりクスクス笑えるものにしてイライラや愚痴を発散させていく癖をつければ少しは生きやすくなるかも。
いいのいいの。自分ワールドなんだから(笑)目指せ!妄想族!ようこそ!妄想族!【大丈夫】(^ー^)