【愛しさと切なさとあれやこれやと】
コロナだから。
会えなかったんだ。
婆ちゃんと。
私は婆ちゃんが大好き。
婆ちゃんは特別養護老人ホームで生活している。
コロナだから、もうかれこれ2年以上会えていなかった。
そんな中、時間制限と予約制ではあれど、面会ができるようになった。
母が毎週1泊だけショートステイに行ってくれるようになったので、出来た時間で婆ちゃんに逢いに行くことにした。
94歳なのに。
全く変わらない。
私の事はどんなに混乱していた時でも分かってくれていたけれど、今回は忘れちゃっていたみたい。
どちらかと言うと私の外見が変わっちゃったからなー(笑)
母の話しをすると、すごく優しくにっこり笑って「〇〇(私の母、婆ちゃんの娘の名前)の母です。よく似てるでしょ?よろしくお願いします。」と言った。
そしてそのままの表情で「ずっとあんたば探しよったよ。」と言った。
婆ちゃんは私の姉と私の従姉妹である2人の孫がお先に空に帰ったことを知らない。
心配性で優しい婆ちゃんが耐えられないと思って話さなかった。
ふんわりと笑っている婆ちゃん。
一体どんな我慢をして、気持ちに折り合いをつけて生きてきたんだろう。
会いたかった気持ちと、会えなかった2年間に起こった色んな出来事が一気に溢れた。
長い時間は話せないけれど、また会いに行こう。ちょっと婆ちゃん連れて帰りたかった。ずっと一緒に居られたらなと思った。
帰り道、何だか分からない気持ちで…
もう感情のままにダバダバ涙を流しながら運転した。
愛しくて切なくて、寂しくて悲しくて。
ああ多分、私は頑張ってきたんだなと。
先日、息子が17歳になった。
先日、一時帰佐した親友に束の間会う事が出来た。
先日、長い間会えなかった佐賀の親友にも束の間会うことが出来た。
母に笑顔が増えた。
婆ちゃんに会えた。
体調を崩していた猫も回復した。
優しい人達が、私に元気や勇気が生まれる曲をシェアしてくれる。
これでいいんだ。
今日、今、私は幸せ。
大丈夫。
今日も元気です。