【エンディングの衝撃にやられてしまう作品達】
小説を読む。
最近では生活パターンや今の心理状況なんかでエッセイや短編集など笑う事が出来るものや短時間で区切りがつく内容のものを選びがちなんだけれども。
少し前まではまず図書館で借りて手元に置いておきたい本を購入する事が多かった。
本を読む習慣は幼い頃からあって大人になった今でも図書館や本屋が大好き。
今は電子書籍が私の情緒を安定させてくれている。その中でも気に入ったり誰かにオススメしたい本は本屋で買う。
基本的に言葉の繋ぎや表現がきれいな物が好きなんだけど、その反面ものすごくサイコパスな内容の物なんかも好んだりする。
そしてエンディングでひっくり返された衝撃にしばし呆然となり…しばらく引きずる自分を持て余すのも好きだったりする(笑)
今日は風邪をひいて一日ぼんやりしていたので過去に読んだ小説の中で読み終えた後しばし心の中がざわめいた作品をご紹介してみようと思う。
殺戮にいたる病
永遠の愛をつかみたいと男は願った――東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔! くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。 (講談社文庫)
Amazonより引用
イニシエーションラブ
僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説―と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。
Amazonより引用
細かいレビューはネタバレになってしまうので控えるけれども…この二冊以外にもあったはず。でも今日思い出したのはこの二冊。
大どんでん返しはサスペンスやホラーが多いかな。
ちなみに私は映画化される前に小説を読みたいタイプ。
そこはもう妄想族の醍醐味だから(笑)自分の中でキャラクター設定、背景、言葉遣いなんかも決められるのが小説のよいところ。
そして後に映画化された時、なるほどそのキャスティングで来ましたかと生意気などこから目線よ思想で頷く。
だけど、私は評論家ではなく一般市民の読者だから…許される(笑)
《自分の中での思考回路を覆された時、しばし呆然として再確認してうわーっとなる。その裏切られた感さえもまた感動。》
まず追いつかない。
混乱する。そして空白からの「ん?え?」となる。読み返す。どこまで遡ればいいのか分からなくなって…もう一回読む(笑)
こんなおどろおどろしいサイコパスな内容やサスペンスが読書感想文の課題図書でなくてよかったよ(笑)
本を読みますか?
読みおわって、うわーっとなった事ありますか?
誰かの頭の中で生まれたフィクションが人の心を動かし動揺させたり感動させたり。
簡単に触れられる本。図書館や電子書籍の無料版も多い。ぜひ生活の中に。何かが変わるかも。【大丈夫】(*^^*)