【私の一人暮らしはある日突然始まった】
「今週のお題」私の一人暮らし
私の一人暮らしはある日突然始まった。
諸事情でその時暮らしていた家を急に出ることになり、途方に暮れていた。
そんな時当時の職場の仲の良い後輩数人がミラクル連携プレーで部屋を探してくれた。
あまりの迅速対応で、その日の夜から私はなんとガス開通よりも早くその部屋で暮らし始めた。
ちなみにその後輩達とは今も仲良くやっている。
小さなロフト付の1K。
玄関開けると半歩で右にトイレ、左にお風呂。
そこから一歩でおままごとキッチンみたいな台所。
その一歩先にワンルーム。
ソファと小さなテーブルとテレビと棚を置いたらもういっぱい。
クローゼットはひとつだけ。
洗濯機を置くスペースはないので突き当りのサッシを開けた先のベランダに二層式の物を設置。
ただこの部屋にはロフトがあって、そこが隠れ部屋みたいで落ち着く大好きスペースだった。
ハシゴを登ると意外に奥行きがあって、布団を敷いて頭元と足元に横に倒した三段ボックスが置けた。
そこに服や色んな物を入れていた。
真夏は暑くてたまらないロフト。
二階の住人の足音やダンスダンスレボリューション(古っっ!(笑))する音がもうすぐそこから伝わってきたロフト。
でも大好きだった。
部屋に帰るとこのロフトの布団で夜勤明けの後輩が寝ていたりする光景も好きだった。
そのうち出来た恋人と喧嘩をしてロフトの上と下で1K内プチ別居もした(笑)
このロフトでコソコソキラキラ過ごした時間。
自分だけの空間で自分のペースで自分のルールで。
偶然にも、今私はこの一人暮らしのロフト付アパートのすぐ近くで暮らしている。
毎日近くを通るたびに胸がキュンとなる。
裕福とは真逆の手放しで幸せとは言い難い1Kの部屋で、でも確かに何か大切な物を得たんだなと思う。
もう一度あの時のあの部屋で、そして今の私で、あのロフトの布団で眠ってみたい。
私の一人暮らし。確かに今に繋がっている。思い出せてよかった。私の人生のひとコマ。ありがとうお題(笑)【大丈夫】(*^_^*)
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