大丈夫日記

日々出会った言葉から【大丈夫】を探していきます。

【シリーズ私は訪問看護師①雨の日と靴下物語】

今週のお題「雨の日の過ごし方」



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6月は梅雨。
雨の季節。

年々、思い出せないことが増えていて、それは人間の本能で忘れていても意外と平和に暮らしていけるということなんだよと思い込めば加齢を華麗に言い訳できる。

雨と言えばなんで3歳未満の子供は長靴が大好きなんだろう。レインコートに長靴の後ろ姿は萌える。
その時ばかりは可愛さのあまり「あー雨よありがとう」なんて思ったり。


話しは変わって私が訪問看護師になって9年くらい経った。
意外と知られていない訪問看護の仕事。
格好いいことなんて何も書けないけれど訪問看護師あるある的な事を時々書いていけたらなと思う。

記念すべき第一弾は靴下物語(笑)

皆さんにとって靴下とは?
ファッションや防寒目的が多いでしょうか。

今日のお題は「雨の日の過ごした方」なのでそこスタートで話しますと…

訪問看護師になって久々に長靴の有り難さが身にしみるようになった。
スニーカー越しに濡れてしまう靴下の不快感はなんとも言えないのだけれど、我々にはそこから先がある。

まず濡れた靴下でお宅に上がる。これがもうダメ。
ここはあれね、今日は長靴ではないのですよ前提の話です。
まずどのタイミングで靴下を交換するのか。訪問が一件だけであればお宅に入る直前に交換もしくは脱いでいた靴下を履く。
連続訪問の場合は直前に履いて、失礼しますと同時に脱ぐ。
絶対に濡れた靴下で利用者様のお宅に入らないと言うこと。

と言うことは…長靴がとてもお助けアイテムであることが分かる。最近の長靴はお洒落でレインブーツとかなんとか呼ばれるくらい。
ちなみに私の愛用の長靴はホームセンターで買ったくるぶしまでのチェック柄。
凍結の日も滑らず便利。


靴下あるあるついででもうひとつ。
我々訪問看護師は靴を脱ぐ。
靴を脱いでからが仕事のスタート。
なので看護師らしく清楚で派手さのない靴下がいいのかと思われがち。

でもね、そうとばかりは言えないのです。
お客さんが来る時、多くの人は掃除をしなければと思うはず。それでも病気で身体が思うように動かない方や、片時も目を話せない状態でギリギリの介護をされている家族は…掃除が十分に出来ない。

私達訪問看護師が真っ白な靴下を履いていたとすれば、自分の家の床が汚れているので看護師さんの靴下を汚してしまうと気にされる。

特にお互いがきっちりと信頼関係を築くまでは。

訪問看護師が来ている時間こそゆったりと気を抜いて過ごしてもらえるようになる事が私達が目指している事。それでも気を使わせて疲れを増してしまわないように、そして明るい気持ちになってもらえるように可愛い派手な汚れも気にならないような靴下を選んでいる。


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訪問看護ってどんなことをしてもらえますか?という質問が毎回新規相談で繰返し上がってくる。

これから在宅で療養しようかな、介護しようかなと思われておられる方からのそんな質問にはお答えできる事も多いかと思います。

もしも質問などあれば追ってブログにしますのでコメント欄に書き込みしてくださいね!

雨の日は憂鬱かもしれないけれど明日晴れたらその晴れの太陽は何倍も燦燦と眩しく感じる。
そうやって次をより一層素敵に思える何かを人生にクルクルッと混ぜ込みながら暮らしていけたらいいな。きっと明日は晴れ!【大丈夫】(*´∇`*)