大丈夫日記

日々出会った言葉から【大丈夫】を探していきます。

【大雨特別警報】


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日本列島水浸し。

私が高校生の頃、両足の付け根まで水に浸かりながら自転車を押して登校した記憶がある。

想像通り校門前で「帰りなさーい!」と言われて引き返した。

 

その時にも大雨特別警戒警報は出ていなかったような気がする。

私が住む佐賀県佐賀市。世界熱気球大会が開催される場所。その会場である河川敷が完全に水没して危険水位を越えた。植えられた木のてっぺんが茶色の水の中から少しだけ姿を見せている感じ。

 

災害が極端に少ない佐賀。非常事態に慣れていない。何をどう準備すればいいのかも分からず、いつもはあまりつけないテレビを流しっぱなしにしているくらいしか対処方法が浮かばない。

 

避難するにも県全域どころか両隣の県、果ては広島岡山辺りまで広がる警報。

 

一日に何度もスマホのアラートがなるのはこの前の熊本地震以来かな。

 


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私は訪問看護師。私のステーションの利用者樣が独り暮らしされるいくつかの町も当然、大雨特別警戒警報発令地区。早めに避難を促したいけれどこれがなかなかうまく行かない。そのうち自分達も動けなくなるかもしれないしとソワソワ。

 

遠くの家族からも連絡をもらったり、ご近所の協力で何とか無事でおられたりの報告を今晩の待機のスタッフからもらう。

 

独り暮らしの一部の方は配食弁当を食べておられるわけだけれども、この悪天候で中止となるところもあり…

色々と心配だけどこんな時は私も子の親であり、無力な避難する側の市民でもあり。

 

訪問看護師、スーパーマンではないのが悔しい。

車ではなく数メートルでいいから飛べる乗り物か、もしくは水陸両用になる乗り物が在宅サービスに配られたらいいのに。なんて事を想像しながらきっとこのままギリギリ水位で朝が来てくれることを祈るばかり。

 

朝が来れば、日が射せば、不安も恐怖も緩和するはず。

私の大切な人達が、そして日本に住む人々がどうか無事でありますように。

今日は流石に【大丈夫】ではないかもしれないけれど…困った時はお互い様の心で乗りきれますように。