【疑えば黒。疑わなければ白。】
信号待ちで横を向いたらひっそりと興信所があった。看板に書かれた「浮気調査」の文字。
好きだから離れてほしくなくて疑うのか、自分以外の誰かにパートナーを取られてしまいプライドが傷つけられる事が許せないのか。
私も若い頃は、とにかく相手の気持ちを確認したいタイプの女だった(笑)
常に相手の気持ちに注目しているので、何かと慢性的に足りない。普通に考えると十分な愛情をもらっているにも関わらず…足りない。
束縛を愛情だと思えているうちはまだまだ幸せ継続の可能性もある。
「愛されているから縛られている!」という気持ちで何だか満たされるから。
でも封じ込められた自由はいつしか「私も我慢しているのだからあなたもそうして欲しい。」というお互いがお互いを狭い世界に閉じ込め合い、少しでもいつもと違うと思い込むと…疑う。
これはなかなか苦しい。
なんでふたりで過ごすのかも分からなくなる。
ここまで極端な恋愛でなくとも、恋人関係や婚姻関係という世間的に「私とあなたはパートナー」となると安心感と共に独占欲も生まれてしまう。
自分以外の誰も愛さないで欲しいと。
裏切らないで欲しいと。
こちらが相手を疑ってしまうという状況がある時点でそれは黒。
相手を信じることが出来ていない。信じてもらえない毎日が幸せなわけがない。顔を合わせれば責め立てて、こそこそと何かをチェックされている。
そんなタイミングで、出会った頃のこちらのようにただただ「あなたが好きです♡」という相手が現れたら?
黒方面へ向かわせている原因は我にありかもしれぬ!
いくら本格的に怪しくてもこちらが相手を信じていればその時点でそれは白。
ちょっと何かのタイミングで甘い罠が仕掛けられていたかもしれない。好奇心に負けちゃったかもしれない。
でも本命とされているこちらが疑わずニコニコ信じていればいつかハッと目が覚めるかも。
満面の笑みで「今日もあなたが大好きです♡」とそこにいれば(笑)
白方面へ引き戻す作戦は我次第かもしれぬ!
まあそんなきれいごと言ってはみても、人生恋愛感情のみでは続いていかないもの。
様々な生活背景込みの束縛や不満なんてキリがないほどある。
それでも今のパートナーと本当にもう終わりだなと自分の中で決意するまでは、探るべきではないのかもしれない。だって黒が分かればその後に相手を信じて共に生きていくのはそれなりに強い精神力が必要だから。
恋人関係や婚姻関係の解消は男女間の問題だけでは絶対にないのだけれども。
結果を白にしたいのか黒にしたいのかで、自分の行動や考え方や相手へ求める事なんかを変えていけば続いていくものもたくさん。
悔しさのみで黒を探ると大切なパートナーを失うこともある。
自分の事を心から必要として信じてくれる相手ならば裏切りたくないなと思う。
そうでありたいものです。
興信所の看板から連想したあれこれのブログ。内容はイメージです(笑)【大丈夫】( ´罒`*)✧