大丈夫日記

日々出会った言葉から【大丈夫】を探していきます。

【このブログは絶対に読まないでください。】


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禁止されるとやりたくなる。簡単に言うとその心理が『カリギュラ効果』。

 

由来は1980年に発表された『カリギュラ』という映画の内容が過激で、不快に感じたボストンが上映を禁止した。

禁止されたことで話題を呼び…ボストンの住民は近隣の街に足を運んででも観ようとしたというエピソードから、禁止されるとやりたくなる心理の事を『カリギュラ効果』と呼ぶようになったとか。

 

いやー分かる!(笑)

「言わないでね」とか「やっちゃ駄目よ」と言われると…もうその事が気になって気になって仕方がない。

 

ダチョウ倶楽部の「絶対に押すなよ」の熱湯風呂とか。

浦島太郎や鶴の恩返しの「決して開けてはなりません」とか。

ライオンキングの「象の墓場へは行ってはならぬ」とか。

 

鉄板のお笑いネタや長く伝わる昔話やディズニーの名作名場面でも、少し考えただけで浮かぶ禁止事項を破りたい心理。

 

多くの人が経験している「絶対に言わないでね。誰にも内緒だよ。」の相談事を聞いている最中に「誰にも言わないけれど、あの人ならば口がかたいかも…」と頭の片隅で考えている自分との戦い(笑)

 

私の仕事では、守秘義務という絶対の義務がある。これはもう本当に大切。

情報を共有することと、個人情報を漏らしてしまうこととの区別はきちんとつけなければいけない。勘違いせずきちんとは、身に付くまでは相当意識し続けなければならないこと。

 

それにしても禁止事項を守るという事は本当に心の中のあらゆる箇所で葛藤が起きる。

何故ならばそこに『我慢』がついてくるから。

 

ならばこの『カリギュラ効果』を逆手に取って、緩和の心理を生むが出来るのではないか。

 

「電話してこないで」と言われると電話してはいけない不安がミシミシと忍び寄ってきて電話したくなる。

「いつでも電話していいからね」と言われると、いつでも電話していいと言う安心感からまだ今でなくても大丈夫と心にゆとりが出来る。

 

「絶対に覗かないでください」と言われると一体そんなに隠したいほどの何があるんだろうと、興味や好奇心が溢れてきて覗きたくてたまらなくなる。

「どうぞどうぞいつでも覗いてください」と言われると、きっと誰にでもいつでも見せていいくらいの大して珍しくもないものがある程度だろうなと、興味も好奇心も抱かない。

 

不安と切迫感。

興味と好奇心。

やってはいけないという抑制。

それらに耐えなければいけない我慢。

 

禁断の恋は禁止されているからこそ燃え上がるとも言うではありませんか。

その恋が禁断でなくなれば、憂いながら燃えていた魔法が解けてしまう。

 

ギリギリのラインで守らなければならない門限や校則等は、禁止されなくなれば「やったー解放されたー」くらいのものだけど、もっとリアルなしかも禁止の先が予測不能であればあるほど踏み込みたくなる心理。

 

なので子育てでも「駄目は駄目。あなたはまだ分からなくていいの。言う通りにしておけばいいの」よりも「ここまではやってもいいけれどこの先はこういう理由で危ないよ」のような感じがよかったりするのかもしれない。

 

そして拡散したいことや、どんどんやってほしい事に対して『絶対言わないでね』や『ここだけの話だよ』と言って、覗かないでくださいの扉の向こうに告知の動画を流すなんて事をやれば…素敵な効果が生まれるのかも(笑)

 

心理学。

人の心の動き方を理解すると、幸せな気持ちで効果的な動きへ導くことが出来る。

羨んだり負けたくない気持ちがライバル心としてやる気の原動力になることもあれば、少しだけその気持ちがズレれば自暴自棄になって全てのやる気を無くしてしまうことにもなる。

 

日常でよく使われたり、様々な場面で経験する【カリギュラ効果】から考えた事をブログにする。

 

読まないでくださいのブログを読みたくなったその心理が【カリギュラ効果】。

うん!すごーく分かるこの心理。うまく活用して好奇心を火種としてずんずん行けたらそれも大きな前進だ(笑)うん!【大丈夫】( ´罒`*)✧