【自分らしく歳を重ねる】
夜歩いていて。
後ろに飲み会帰りの大学生女子グループ。
斜め前方に泥酔気味の大学生男性グループが立ち止まってワイワイ。
男性グループの中の一人が、こちらに気づき両手を広げて私に走りより…間近で止まり「誰?」(笑)
うん。間違えてるよ(笑)
この時、走り寄ってくる大柄な大学生に対して全くビックリもせず一瞬も一ミリもキャッとも思わない自分がいて。
勘違いしない立派な大人の女性になっている自分に大層満足した(笑)
そしてマスクをしていたにしろ、正々堂々と中年の、反射タスキまでしている私に、間違えて走りより抱きつこうとした彼に対し「いやいや何も恥じることはない。夜という暗闇の時間帯と君が自分の意思で体内に入れたアルコールの仕業なのだから」と何やら悟りを開く一歩手前みたいな穏やかな台詞を…心の中で呟いた(笑)
昔は良かった。
無条件で若かったもの。
それでも私は、あの頃に戻りたいとは思わない。
皺もなくスタイルもよく、シャワーの水を軽やかに弾く肌を持っていたあの頃(笑)
でもあの頃はそんな当たり前の事には目もくれず、むしろ誇らしく思うことさえなく、小さな目前のあれやらこれやらに悩み、その場をクルクル回っていた。
あの頃、当たり前にあった若さ。
一秒、一分、一時間…一年、十年…間違いなく自分の選んだ行動で積み重ねて今日まで来た。
不自由さも自由さも、自分の人生として体験してきたと思う。
あれから、うん十年(笑)
そりゃ大いに残念な外見になっていると思う。それでも私は今の私で正解だと思っている。
そして、自分なりに頑張ってきた自分を褒めて好きになろうとさえ思っている。
あんなことやこんなことがあったけど、だからこそ途中経過の今「我が人生に(現時点でね♡)一片の悔いなし」(笑)
いやー言ってみたかった。
いいのいいの。アンチエイジングに費やす時間も女性力もとてつもなく少ない私だけれども。
むしろ男前になりかけているような私だけれども。
諦めずいじけず、自分の中央に凛とした誇りを持って粛々と生きていく。
歳を重ねてなお潔く。
皺を恐れて笑わないよりも、いっそ笑い過ぎた目尻の皺を全面に出していく。
そんな素敵なお婆ちゃんに私はなりたい。
大切なのは今の自分に満足して生きているかということ。
あ。もちろん若々しく美しくあり続けられるのであればそれに越したことはないけれど(笑)
今日という日が満足で終われたならば、もうそれで十分。そして明日もきっといい日です。【大丈夫】(∗ˊᵕ`∗)